警備業界、警備会社、警備員における問題点: 2019   

2019年6月14日金曜日

五輪警備員にサングラス推奨へ 暑さ対策「レガシーに」


朝日新聞デジタル「五輪警備員にサングラス推奨へ 暑さ対策「レガシーに」」より 2019/06/12


2020年東京五輪パラリンピックを機に「サングラス警備員」が定着するかもしれない。
大会組織委員会が、競技会場周辺などを担当する民間警備員のサングラス着用を推奨することを決めた。
国内では「失礼かもしれない」などとタブー視されることもあったが「酷暑や紫外線から身を守るためにも必要だ」との声が高まっていた。
関係者も「かっこいい警備員という業界イメージの向上になれば」と期待する。
20年大会は民間会社が共同企業体(JV)を結成し、1万人規模で会場などの警備にあたる。
関係者によると、サングラスの形状は業界にアンケートし、威圧感がない薄い黒などの単色で統一する。
価格は700円程度になる予定で、販売方法は検討中。
度入りなど自前のサングラスも、柔軟に認められる見込みだ。
東京大会では路面の照り返しなどが想定され、警備員の体調管理は重要な課題。
厚生労働省によると、昨年は全国で30代~50代の計3人の警備員が屋外で勤務中に熱中症で亡くなった。
組織委は、数年前から暑さ対策としてサングラスの着用を検討してきた。
警備業界でもサングラスの必要性が検討されたが、「端正な身だしなみ」が求められているなどとして、避けられる傾向にあったという。
「五輪をきっかけに考え方が変われば良い」と、組織委の提案を受け入れた。
全国警備業協会の担当者は「体調管理と同時に『かっこいい』とイメージ向上にもつながれば」と期待する。
組織委はさらなる対策で、通気性や速乾性に優れた制服の開発も進める。
幹部は「サングラスの着用が『ソフトレガシー』になれば良い」と語る。
(斉藤佑介、前田大輔)

朝日新聞デジタル「五輪警備員にサングラス推奨へ 暑さ対策「レガシーに」」より 2019/06/12

2019年5月18日土曜日

警備会社のテイケイ(株)で働く皆さん 水曜日の勤務実績報告書の持参は、業務=労働です!

プレカリアートユニオンブログ「警備会社のテイケイ(株)で働く皆さん 水曜日の勤務実績報告書の持参は、業務=労働です!」より 2019/3/19


警備会社のテイケイ(株)で働く皆さん 水曜日の勤務実績報告書の持参は、業務=労働です。
プレカリアートユニオンに加入し過去の未払い賃金を取り戻しましょう!

テイケイ株式会社 (旧名:帝国警備保障株式会社/代表取締役:影山嘉昭/東京都新宿区歌舞伎町1-1-16テイケイトレード新宿ビル)は、売上高がグループ連結790億9000万円(平成30年6月期)のテイケイグループの本体である業界大手の警備会社です。
しかし、警備員として働く皆さんに支払われるべき賃金が未払いとなっています。

勤務実績報告書を毎週水曜日の15時から21時に各営業所に持参するよう会社から命じられています。
この勤務実績報告書を持参しないと、給与が発生しないと説明されており、持参する際には、勤務希望表の提出、給与明細の受け取り、制服の点検といった業務を行います。
私服を着用して営業所へ行った場合は、制服へ着替える義務もあります。
業務連絡を伝えられることもあります。
このように業務命令として勤務実績報告書を持参しているにも関わらず、このときの交通費は支給されず、労働しているのに賃金は未払いです。

このたび、1人の警備員が、勤務実績報告書持参に関する労働の賃金不払いについて、労働基準監督署に申告し、行政指導書が発行されました。
また、未払い賃金を請求する労働審判を申立て、2019年2月に金銭を支払う内容の審判を勝ち取り、会社もこれに異議を申し立てず、金銭が支払われることになりました。

この結果を皆さんと分かち合い、労働条件の改善に取り組みたいと考え、誰でも1人でも加入できる労働組合・プレカリアートユニオンに加入し、会社に労働条件の改善を求めて団体交渉を申し入れました。

ほかにも休日割増の不払いや雨など天候不順で業務が中止になった場合の賃金補償なども求めています。
皆さんもプレカリアートユニオンに加入し、過去2年間に遡って未払い賃金未払いの交通費を取り戻しましょう。

プレカリアートユニオンブログ「警備会社のテイケイ(株)で働く皆さん 水曜日の勤務実績報告書の持参は、業務=労働です!」より  2019/3/19

2019年2月9日土曜日

移動車内で「私語禁止」 休憩中に業務、暴言も 高江警備労働審判


琉球新報「移動車内で「私語禁止」 休憩中に業務、暴言も 高江警備労働審判」より 2019/2/9


東村高江周辺の米軍北部訓練場のヘリコプター発着場(ヘリパッド)建設に伴う警備業務に就いていた50代男性が、雇用されていた警備会社テイケイ(東京)に残業代約480万円の支払いを求める労働審判の第1回審理が8日、東京地裁で開かれた。
申立人の男性が高江の警備実態を労働審判官らに具体的に説明した。
男性は取材に対して、賃金は県外の通常警備の2倍に上るといい、上司からの暴言によるパワハラもあったと証言した。
テイケイ側は誰も出席しなかった。
7日に送られてきた同社側の答弁書で、申し立ての棄却を求め、認否や主張は追って準備書面で行うとした。
労働審判は原則3回以内の期日で審理される。
次回は417日午後、テレビ会議で行われる。
男性は名護市内で会社が借り上げた宿舎にほかの警備員と共同生活していた。
そこから毎回、市宇茂佐にある会社の沖縄本部が入居するマンションの駐車場に集合させられた。
警備にあたる場所ごとに振り分けられた班のメンバーでそろってワゴン車に乗り、高江へ1時間半ほどかけて移動。
途中の駐車場で制服に着替えた。
車内では「班長」と呼んでいた管理責任者が「携帯禁止、私語禁止、居眠り禁止」と指示していた。
「休憩」とされる時間帯でも、ゲートにある現場事務所のプレハブ内で、出入りする車両のナンバー確認や、各現場からの無線の応答業務があり、その合間に食事するよう求められた。
高江の警備は「沖縄派遣隊」と呼ばれ、時給は、大阪などでよくある、駐車場で車両を誘導する業務の2倍に上ったという。
パワハラの内容については「思い出したくもない」と詳細を語るのを避けた。

琉球新報「移動車内で「私語禁止」 休憩中に業務、暴言も 高江警備労働審判」より 2019/2/9



沖縄・高江ヘリパッド建設工事の警備で残業未払い 50代男性、480万円の支払い求め提訴

琉球新報「沖縄・高江ヘリパッド建設工事の警備で残業未払い 50代男性、480万円の支払い求め提訴」より 2019/2/8


沖縄県国頭村と東村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター発着帯(ヘリパッド)の建設に伴う警備業務に就いていた50代男性が、勤めていた警備会社テイケイ(東京)に対して残業代約480万円の支払いを求める労働審判を東京地裁に申し立てていたことが7日、分かった。
業務時間の前後に3時間以上の労働時間があったと主張している。
労働審判の初回期日は8日。
申立書によると、男性は201610月から181月まで警備業務に携わった。
雇用契約では就業時間が18時間なのに対し、業務開始2時間前の集合を命じられ、就業時間の1時間半後の解散となっていた。
集合から解散までの時間に装備品の点検や配置するよう指示を受け「(テイケイの)支持命令下に置かれた時間で、労働時間に当たる」とした。
男性は残業代の支払いをテイケイに求めたが、テイケイは支払いを口答で拒絶した。
本紙の取材に対し、テイケイの担当者は「適法に処理しており、突拍子のない請求に驚いている」と話した。
労働審判の申し立てについて沖縄防衛局は「本件についてコメントすることは差し控える」とした。

琉球新報「沖縄・高江ヘリパッド建設工事の警備で残業未払い 50代男性、480万円の支払い求め提訴」より 2019/2/8