■「公共事業は減少しています」
公共事業は縮小の一途を辿っています。
1998年をピークに現在は半分以下まで落ち込みさらに2010年の総費用は6兆1943億円とさらに厳しい見通しとなっています。
交通誘導警備に関しては衰退産業でありながら飽和した既存業者同士で厳しい戦いに突入していくことが予想されます。
今後ますます激化する交通誘導警備業界。
他社よりいち早く経営課題を解決し体制を整えることが重要です。
その経営課題を解決する為には、資金が必要です。
その経営課題を解決する為には、資金が必要です。
基本は売上をアップさせ、利益を捻出することが大切ですが、同時にコスト削減を図り利益を捻出させましょう。
(2)会社の強みをつくり出す方法を知ろう
会社の強みとは、『他社と差別化された特徴』といえます。
しかし警備の業界は特に差別化しにくいサービスであるため、『どれだけしっかりとしたガードマンを育成することができるか』ということに集約される傾向があります。
しかし、現在不景気でありながら警備員の担い手はそう多くはありません。
なぜかというと、警備員の単価はほぼ決まっており、給与を高くするには限界があるからです。
おのずと警備員の在籍者数に制限ができてきます。
そのため、世界同時不況前は警備員の確保が非常に困難でした。
そこで『警備員を数多く確保している』ことは大きな競争力となりました。
警備員を多く確保するためには『大勢集めて、流出を防ぐ』活動が必要です。
1.警備員を確保するための募集力
・・・・・・・警備をやりたい(やってもよい)人のマーケティング
2.警備員の満足度を高め退職させにくくする取組み
2.警備員の満足度を高め退職させにくくする取組み
・・・・・・・警備をやってみて思ったよりやりがいがあるなぁと感じさせること
この2点が大きな役割を果たします。
この役割は、ごまかさず言えば『ある程度予算をつぎ込む』必要があります。
利益は強みをつくるために投資へ回さなければなりません。
未来へ投資することは強みを作る上では当然必要なことですが、どの様に投資をしていけばよいかわからない会社が多く、せっかくのチャンスを活かしきれていないと感じます。
今の景気が上向けば、今以上に警備員は集まりにくくなります。
今の景気が上向けば、今以上に警備員は集まりにくくなります。
『今は集まるから・・・』と、問題解決を先延ばしにしてはいけません。
今が差別化のチャンスなので、利益を出す仕組みをつくり、投資→さらに利益アップというサイクルに入ることを目指しましょう。
(3)削減できる費用を知ろう
シンプルな経費構造をもつ警備業界において、下記の3項目が売上の90%を占める大きなコストです。
【1】管理者人件費
【2】警備員人件費
【3】募集費
ということは、これらをコストコントロールすることが健全な利益構造の構築、積極的な資本の投下、教育強化など業務拡大への大きなファクターであるということです。
中でも、売上がアップすると上がりやすい【2】管理人件費や【3】募集費を如何に抑制した状態で大きく売り上げを伸ばすかというのは重要な課題です。
シナジーは、このコストコントロールの概念を警備運営に持ち込むことにより、経営に新たな利益を生み出し、健全な経営の新しい形を創造することができると考えています。
シナジーは、このコストコントロールの概念を警備運営に持ち込むことにより、経営に新たな利益を生み出し、健全な経営の新しい形を創造することができると考えています。
警備業の経費構造はとてもシンプル。
唯一削減できるのが管理者人件費です。管理者のお給料を下げるのではなく、よりムダを削減した仕組みにより少ない管理者でより多くの売上を管理していくほかありません。
給与20万円の管理者を一人雇ったとしても、社会保険やボーナスなどを含めると年間300万円純利益が必要になります。
給与20万円の管理者を一人雇ったとしても、社会保険やボーナスなどを含めると年間300万円純利益が必要になります。
人件費のムダを省くことが唯一警備業界に残された利益の残し方であり、大きな効果をもたらす手段です。
(4)優秀な管理者をつぶさない方法を知ろう
(3)の利益構造に気付かれている会社は非常に多いことでしょう。
そのため一般警備会社の管理者は長時間勤務を強いられます。
さらに警備員の管理はマンパワーをフル活用します。
そのため一般警備会社の管理者は長時間勤務を強いられます。
さらに警備員の管理はマンパワーをフル活用します。
フル回転されている管理者は常にオーバーヒート目前ではありませんか?
シンプルな割に警備業の管理者の業務はきりがありません。
シンプルな割に警備業の管理者の業務はきりがありません。
それは、売上を構成するほとんどが玉石混在の警備員だからです。
警備員には光り輝く逸材もいれば、箸にも棒にもかからない人もいます。
そんな人をまとめるのが管理者の勤めですから少しのトラブル予兆も見逃せません。そんな管理をしつつ、山のような書類をエクセルデータや紙ベースで追っかけていたのでは間に合いません。
高い確率で書類不備や間に合わない案件が増えてきます。
そういった仕組み作りが弱いと優秀な人材は罪悪感に負け会社を辞めやすくなります。
優秀な人材は・・・
高い確率で書類不備や間に合わない案件が増えてきます。
そういった仕組み作りが弱いと優秀な人材は罪悪感に負け会社を辞めやすくなります。
優秀な人材は・・・
□わざわざ将来の見えない企業に就職したがりません
□入社しても定着しません
それはなぜでしょうか?
優秀な人材は他の明るい業界に就職できるからです。
この業界に留まっている必要はどこにもありません。
だからこそ、優秀な管理者を育成し定着させることは圧倒的な差別化につながります。
そのためには、優秀な管理者が定着しても良いと思える環境が必要になるでしょう。
利益を少ない管理者で徹底的に仕組みをつくりあげて、ムダの無い体制でより多くの警備員を管理する会社にならねばなりません。
だからこそ、優秀な管理者を育成し定着させることは圧倒的な差別化につながります。
そのためには、優秀な管理者が定着しても良いと思える環境が必要になるでしょう。
利益を少ない管理者で徹底的に仕組みをつくりあげて、ムダの無い体制でより多くの警備員を管理する会社にならねばなりません。
(5)トラブルを極限まで減らす方法を知ろう
少ない管理者で多くの警備員を管理しようと思えば、トラブル予防対策は必須です。
トラブルに対して後手に回れば現場に悪影響を与える他、おのずと管理者は自己嫌悪に陥るなど悪い循環にはまり易くなります。
トラブルに対して後手に回れば現場に悪影響を与える他、おのずと管理者は自己嫌悪に陥るなど悪い循環にはまり易くなります。
そのため仕組みでトラブル予防ができるように準備をしておく必要があります。
□車両の任意保険更新確認
□運転免許証の更新確認
□現場レベルと隊員レベルのミスマッチ防止
□警備員同士の相性をデータ化
□警備員同士の相性をデータ化
□隊員に対する過去のクレーム情報のデータ化
□現場(監督)に対する隊員からのクレームの蓄積
可能なことであればすべての教育データなどが連動しており、一元のシステム管理ができることが理想です。
警備巡察指導実施簿の作成や出勤予定管理もシステムで一元管理できるようになればエラーは極限まで減らすことができます。
やはりトラブルを最大限減らすためには、システムを最大限活用させることができれば近道になるでしょう。
(株式会社シナジー 「事業運営を劇的に改善する5つの方法」より)
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